いよいよ秋の始まり、旅に出るのが待ちきれない。そんな方に、秋にお薦めの中国ドライブコース6選を紹介。
1.壩上——果てしなく広がるドライブ天国
秋というと、「黄金」という言葉を思い起こす。コヨウやイチョウだけでなく、草原も「金色」の世界へと誘ってくれる。
塞罕壩は9月の上~中旬ごろから秋が深まり、壩上で多くの木の葉が色づいてくる。様々な樹木の葉が黄金色、あるいは真っ赤になり、カラフルな様相を呈する。
この地は丘陵、草原、湖、森や林、放牧動物が一堂に会し、壮大で生き生きした光景が広がって、山と水と草と木が見事である。
2.本桓道路——中国のカエデ並木
「中華のカエデ道」と呼ばれる本桓道路。本渓から桓仁まで至るこのルート沿いには、関門山、老辺溝,洋湖溝、大地森林公園などカエデを楽しめるスポットが散在している。
3.北疆——童話の世界をゆく
カナス川がエメラルドから紺碧に変わり、そして川沿いのカラフルな光景を映し出す。シラカバが夕日の残像に金色の光を瞬かせ、地域全体が童話の世界のようになる。
4.甘南大環線——神が集うエデンの園
チベット高原が甘粛省にまで広がり、秘境となっている甘南。未開の豊かな光景が残されており、神社や村、草原、湖、川、山々、峡谷といった折々の姿が見事に溶け合っている。
5.チベット——秋を楽しむ旅
ポタラ宮を囲んだポプラの林が金色の衣装をまとう。「チベットの江南」と呼ばれる林芝の秋はまるで五色に染まるファンタジーである。
6.川西——美しい鳳凰の地
極彩色の林、きらびやかな森林、透き通った湖、雪をかぶった山々のみが広がる、人里離れた秘境の地である。
身体や精神は1本の道にあると言われる。秋の色や自由を求め、都会を離れ静かな地にあこがれるなら、この秋ぜひ旅に出てみてはどうだろうか。
(中国経済新聞)