中国で公開中のアニメ映画『長安三万里』、興行収入が14億9500万元(約295億1318万円)を突破

2023/07/31 15:30

映画興行データ分析アプリ「灯塔専業版」によると、7月30日現在、映画『長安三万里』の興行収入が14億9500万元を突破。それに伴い、今年の中国アニメ映画の中で興行収入第1位を保持していた『ベアーズ~熊芯~』を上回り、歴代中国アニメ映画の中で興行収入トップ4にランクインする快挙を果たした。因みに、2024年に中国で続編の公開が見込まれている『哪吒之魔童降世(Nezha: Birth of the Demon Child)』が興行収入50.3億元(約1001億円)で歴代1位となっている。

本作は、『白蛇:縁起』、『ガーディアン・ブラザーズ -小門神-』、『ナタ転生』を世に送り出した中国を代表するアニメ制作会社「追光動画(Light Chaser Animation Studios)」が制作。年老いた唐代の詩人・高適が、かつての友で唐代を代表する詩人・李白を回想するシーンから物語は始まる。数十年にのぼる李白との深い友情、唐を代表する詩人たちとの出会い、今でも色褪せることのない唐詩がいかに生まれたのかを高適の視点から美しい映像とともに描き出している。

また、中国では『長安三万里』のヒットによって唐詩や漢服がブームとなっており、特に若い世代でその傾向が顕著となっている。

(中国経済新聞)