北京市の文化市場総合取締グループによると、上海の「笑興文化伝媒」が無断で営利目的のイベントを開いたとして、市の文化観光局から罰金7万元（約137万円）を支払うよう命じられた。
企業情報サイト「天眼査」によると、この会社は上海の「笑果演芸集団」（Xiao Guo Yan Yi Group）の全額出資子会社として2020年7月に発足し、法定代表者は賀暁曦氏で資本金は100万元（約1956万円）、プロダクション、催し物の開催や場所の提供、映画の配給などを手掛けている。
今回の処罰決定書には、処罰理由として「営業性演出管理条例」43条の第一款第（一）項、および「営業性演出管理条例実施細則」53条を挙げている。
北京市文化観光局は5月17日に、トークショーの芸人である李昊石（Li Haoshi）さん(芸名：House)が番組中に人民解放軍を侮辱するコメントを発したとして、笑果文化に対し警告をした上、所得分の約132.6万元（約2592万円）を没収し、約1335万元（約2.61億円）の罰金を支払うよう命じた。その後北京や上海で同社に対し活動を中止するよう求められた。
北京市公安局朝陽分局は5月17日に公式ブログで、「ある芸能プロダクションの俳優である李容疑者(男性、31歳)がステージで人民解放軍を著しく侮辱する場面を演じ、社会的に悪影響を生じさせたことで、公安当局が立件し調査をしている」と発表している。
（中国経済新聞）