国際映画祭の1つである「第25回上海国際映画祭」が、いよいよ今日(9日)18時に開幕する。
25回目を迎える今年は、128の国と地域から、約8800本の作品が出品され、中国国内、海外から、ぞくぞくと映画関係者が現地入りしている。
日本からは長編コンペティション部門に山田洋二監督作『こんにちは、お母さん』、熊切和嘉監督作『658㎞、陽子の旅』がノミネートされており、アジア・ニュータレント部門には金子由里奈監督作『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』、アニメーション部門には西澤昭男監督作『とんがり頭のごん太―2つの名前を生きた福島被災犬の物語―』が、ゴールデンゴブレット賞に選出されている。その他にも、斎藤工監督作『スイート・マイホーム』も同映画祭へ出品されている。
また今年、上海国際映画祭のオープニング作には、鄔浪(wu lang)監督作『雪雲』が選ばれている。同作は、第73回ベルリン国際映画祭で初上映され、第52回ニューヨーク・ニュー・ディレクターズ/ニュー・フィルムズ2023、第47回香港国際映画祭になど数々の映画際から招待されている話題作だ。主演を務めた女優の李夢(リーモン)は、29歳の時に賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督作『天注定(A Touch Of Sin)』で初めてカンヌ映画祭に招待されており、同作で2回目となるカンヌ映画祭への参加を果たしている今最も注目される女優の一人だ。
(中国経済新聞)