タイ首相府の報道官は28日、今年に入ってからの5ヶ月間で、タイを訪れた中国人観光客が100万人を超えたと発表した。
タイは、コロナ渦でいち早く国境を開放し、外国人観光客の受け入れを再開した国で、2022年には、外国人観光客が1180万人に達した。中国政府が今年1月8日より一般市民の海外旅行を解禁したことに伴い、翌日9日には、コロナ後初となる中国人観光客約300人がタイ・バンコクのスワンナプーム国際空港に到着、タイ政府のアヌティン副首相兼保健相をはじめピパット観光・スポーツ相などが笑顔で出迎えた。
タイでは今後、年間500万人の中国人観光客を受け入れ、観光収入は4460億バーツ（約1兆8060億円）になると見込まれている。また2018年より、中国の電子商取引最大手アリババグループが、タイ政府と共同で観光分野のデジタルプラットフォームの開発を行っており、自社が運営する旅行サービスプラットフォーム「フリギー（Fliggy）」を活用し、中国人のタイ旅行を後押ししている。
（中国経済新聞）