中国の旧正月にあたる「春節」の大移動が始まった1月7日からの移動人数は、のべおよそ8億人だ。
そのうち、春節の休み(1月21日から27日まで)の1週間で飛行機や鉄道を利用して移動した人の数は、のべ2億2564万人となった。新華社の報道によると、鉄道での移動は5017万人で去年の春節休みに比べて57%増えている。また、飛行機での移動は900万人で去年の春節休みに比べておよそ8割増えている。
厳しい行動制限を伴う「ゼロコロナ」政策の撤廃で、初めての春節に人の移動が活発になり、観光地はにぎわいを取り戻した。国内の旅行者数がのべ3億800万人と、2022年より23%増加した。
なお、中国から海外への出国者数が、1月21日から26日までの6日間にのべ119万2000人となり、去年のおよそ2倍になった。
ただ、日本と中国は水際対策をめぐって対立していて、中国政府は海外への団体旅行を2月6日に一部解禁するが、日本は含まれていない。中国から日本への旅行客は低迷した状況が続いている。
(中国経済新聞)