「奈雪的茶」がLOGO変更、表記も「NAYUKI」から「NAIXUE」へ 日本的要素を捨てる

2022/11/29 11:30

中国の茶系飲料ブランド「奈雪的茶」が、LOGOの中国語表記を「奈雪の茶」から「奈雪的茶」へ、またアルファベット表記を日本語「NAYUKI」から「NAIXUE」にひっそりと変更し、フォントもストレートな形に変えた。

これについて「奈雪的茶」は、12月7日で創立からちょうど7年になるのに合わせた措置であり、今後中国全土で表記を切り替えると発表している。

LOGOの切り替えについて「奈雪的茶」は早くから手を打っており、調査会社の天眼査によると、背後にある深セン市の品道餐飲管理が今年6月に、飲食、宿泊、食品、ビール、キッチン・トイレタリーなどで新たなフォントの「奈雪的茶」や「奈雪」、および「NAIXUE」の商標登録を申請していた。

  LOGO切り替えた後

ブランド名は、様々なステップごとに一番伝えたい情報に対応するものである。

「奈雪の茶」は元々、創業者である彭心(Peng Xin)氏のハンドルネームであるが、最近は中国らしいラベルを強化したいと考え、彭氏は公の場で「奈雪を世界に向かう茶飲料チェーンブランドにしてより多くの若者に中国茶を好きになってもらいたい。地方の特色と地域の文化商品を求め、『中国化』を維持していく」と繰り返し強調していた。

  LOGO切り替え前

ブランドから日本的な要素を捨てた消費財は奈雪だけではなく、2020年以降、無糖炭酸飲料メーカーの「元気森林」(Yuan Qi Sen Lin)が商品パッケージや広告などで「気」を「气」に変更したほか、雑貨チェーン大手の「名創優品」(Ming Chuang You Pin)が日本語の書かれた買い物袋を改めた上、店舗のLOGOを2021年に日本語から中国語に切り替えている。

(中国経済新聞)