今年で5回目を迎えた中国国際輸入博覧会で、海外の化粧品ブランドが例年通り一連の新商品を披露したほか、現地化に向けての投資も発表している。さらに、中国企業の傘下に収まったブランドも姿を現している。
世界で2番目の化粧品市場である中国は、化粧品業界の成長も主要国の中でとりわけ顕著である。Frost&Sullivanのレポートによると、中国は2017年から2021年にかけての化粧品業界が急速に伸びており、小売り額の合計による市場規模は2017年の6305億元(約92兆円)から2021年には9468億元(138.5兆円)となり、この間で年平均10.7%の伸びを示した。2022年の市場規模(小売額合計)は1兆405億元(約152.2兆円)に達すると見られている。