近日TSMC(台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー)は、上半期の財務収入を発表する。営業収入は181.6億ドルで43.5%増、潤利益は80.5%で利潤率は49.5%。粗利益率は60%に近づいた。聞くところによれば、第三期の業績も引き続き上昇し、198から206億ドルの収入が期待されるという。
今年の第二季、TSMCがアップルやAMD、NAVIDIA(いずれもアメリカの半導体企業)から注文がキャンセルされたというニュースが市場に広がった。過去三年間、この三つ企業の合計は同社の売上の35.6%、39.1%、40.4%を占め、TSMC売上の約4割だ。
TSMCの躍進のエンジンは車だ。自動車業の収入は前年同時期よりも14%増加し、将来同社が成長するにあたってエンジンと期待される三つの業務のうちの一つである。反対に2022年の第二季のスマートフォン事業は前年同時期よりも3%しか増えておらず、全体的に見れば同事業は4%減少の38%を占めるに留まった。
過去二年において自動車事業の供給は需給に追いついて居らず、今後は新エネルギー自動車の需要に応じて更に成長するだろう。
(中国経済新聞)