岸田首相:日中首脳対面会談の予定はまだない、対話が重要

2022/06/21 15:13

第26回参議院議員選挙 9党党首討論会は6月21日午後、日本記者クラブで行われた。岸田首相は討論会で、日中関係について、「主張すべきことは主張する、責任ある態度をしっかり中国に求めていく」と強調し、「日中首脳対面会談の予定はまだない」とも述べた。

NHKの立花孝志党首は討論会で、「中国政府が日本に対して経済侵略を行っており、中国人が日本の土地を大量に購入していることは、日本の国家安全に対する脅威となっている。岸田首相はこの問題をどう考えているのか」と質問した。

岸田首相は、「中国人の日本土地の買収について、詳細は私が分かりませんが、少なくともこの問題点に対して様々な議論が行われていたことを承知しています。いずれにしても日中関係、これは日中双方だけではなくして、地域や国際社会にとって安定は大きな影響を与える、こうした関係です。主張すべきことは主張する、責任ある態度をしっかり中国に求めていく、これは大事でありますが、対話を重ねて建設的で安定的な関係を維持していく、こういった姿勢も大事ではないかと思っております」と答えた。

また、岸田首相は、「日中首脳会談はいつ実現するのか。現時点で予定されているスケジュールはありませんが、日中両首脳による電話会談はすでに行われています。両国の首脳レベルの対話を維持することが重要だ」とも述べた。

(中国経済新聞 徐静波)