2025年政府活動報告全文連載:最終回

2025/04/13 07:30

行政の効率と水準を高める。あくまで真理を求めて実践に励み、現実に立脚して問題を解決する。党中央の決定・配置を各自の実情とにらみ合わせ、呼び水効果の高い取り組みとその実施媒体について計画し、創造的に貫徹・実施する能力を向上させる。デジタル政府づくりを加速し、「効率よくタスク完了」重点事項リスト管理と恒常的推進の仕組みを整備し、全国適用の行政サービスプラットフォームを改善する。インセンティブを強化し、考課・評価体系を見直し、形式主義を持続的に是正して末端の負担を軽減し、末端に対して複数部門が重複して行う、指標が細かく、やり方が煩雑な監査・検査・考課を確実に減らし、広範な幹部がより多くの時間と精力を実のある仕事に向けることができるようにする。各級の政府活動に携わる者は確実に実行し、地に足をつけて着実に取り組み、歴史と人民の検証に耐えうるより多くの発展実績をあげなければならない。

われわれは中華民族共同体意識の強化を主軸とし、民族区域自治制度を堅持し充実させ、民族の団結・進歩を不断に推進し、尐数民族集住地区の現代化の歩みを速めなければならない。党の宗教関連活動の基本方針を堅持し、わが国30の宗教の中国化を系統立てて推進し、宗教関連業務のガバナンスの法治化を強化する。華僑関連業務の仕組みを整備し、海外の華僑同胞と国内の帰国華僑・華僑家族の合法的権利・利益を守り、国内外の中華民族の人々がともに輝きを築いていくための強大な力を結集していく。

昨年、国防・軍隊整備は新たに重要な進展があった。新たな一年に、われわれは習近平強軍思想を深く貫徹し、新時代の軍事戦略方針を貫徹し、党の人民軍隊に対する絶対的指導を堅持し、中央軍事委員会主席責任制を全面的に深く貫徹し、政治教育・軍事訓練結合の軍隊整備を持続的に深化させ、中国人民解放軍創立 100 周年奮闘目標達成堅塁攻略戦に全力で取り組まなければならない。訓練・戦備をいっそう進め、新質戦闘力の発展を加速し、中国の特色ある現代的軍事理論体系を構築し、国家の主権・安全・発展の利益を断固として守り抜く。軍隊整備第 14 次 5 ヵ年計画を確実に完了し、国防発展重要プロジェクトの実施を急ぎ、ネットワーク情報体系の整備を加速させる。軍隊・地方協力体制の改革を共同で推し進め、国防科学技術工業のシステムと立地を最適化し、一体的国家戦略体系・能力整備の仕組みを整える。各級政府は国防・軍隊整備を大いに支援し、「擁軍優属・擁政愛民」活動の仕組みを整備し、軍隊と政府、軍隊と人民の盤石の如く固い団結を強め、深めていかなければならない。われわれは「一国二制度」、「香港住民による香港統治」、「澳門住民による澳門統治」、高度の自治という方針を全面的かつ正確に、揺るぐことなく貫徹し、憲法と基本法で定められた特別行政区の憲制秩序を守り、「愛国者による香港統治」と「愛国者による澳門統治」の原則を徹底しなければならない。香港・澳門が経済発展・民生改善をはかり、国際交流・協力を深め、国家発展の大局にいっそう融け込むことを後押しし、香港・澳門の長期的な繁栄と安定を保つ。

われわれは新時代の党の台湾問題解決の基本方策を堅持・貫徹し、一つの中国の原則と「92 コンセンサス」を堅持し、「台湾独立」分離活動と外部勢力による干渉に断固として反対し、両岸関係の平和的発展を推進しなければならない。両岸の経済・文化の交流・協力を促す制度・政策を整え、両岸の融合発展31を深化させ、両岸同胞の福祉を増進させ、祖国統一の大業を揺るぐことなく推進し、手を携えて民族復興の偉業をともに成し遂げる。

われわれは独立自主の平和外交政策を堅持し、平和的発展の道を堅持し、断固として互恵ウィンウィンの開放戦略を実行し、覇権主義・強権政治に反対し、あらゆる形の一国主義、保護主義に反対し、国際的な公平・正義を守らなければならない。中国は、国際社会とともに、平等で秩序ある世界の多極化と互恵的・包摂的な経済グローバル化を唱導し、グローバル発展イニシアティブ、グローバル安全保障イニシアティブ、グローバル文明イニシアティブの実践を推進し、グローバル・ガバナンス体系の改革と整備に積極的に参与し、人類運命共同体の構築を推進し、ともに世界の平和と発展の明るい未来を創造していくことを望んでいる。

代表のみなさん 自信は団結力であり、実行が輝ける一ページを書き綴る。われわれは習近平同志を核心とする党中央を中心にいっそう緊密に団結し、中国の特色ある社会主義の偉大な旗印を高く掲げ、習近平「新時代の中国の特色ある社会主義」思想を導きとし、困難に立ち向かって鋭意まい進し、今年の経済・社会発展の目標と任務の達成に努め、第 14 次 5 ヵ年計画を円満に完了し、中国式現代化をもって強国づくりと民族復興の偉業を全面的に推進するためにたゆまず奮闘していこうではないか。

(中国経済新聞)