包装大手のアムコア、中国市場への投資を強化 狙い目はペット用品

2025/04/5 07:30

日用品包装材の世界大手・アムコアグループの大中華圏トップである佘昕氏は4月2日、「中国市場にはこれまで約20億ドルを投資しており、今後も研究開発を中心に一段と投資を進め、AIの普及とも結びつけていく」と述べた。

AIについて予算や利用計画を立案しているという佘氏は、「工場内の安全管理についてAIによるモニタリングを導入している。AIにビッグデータを付与してトレーニングさせ、生産の安全性を正確で効果的に管理している。AIについては今後も取り組みを拡げる」と語った。

包装業界は消費と正比例関係にあり、売れ行き好調な業種は包装材料への需要も多い。「会社の事業データを見ると、見通しが明るいのはお菓子やペット用品だ。特に調理済み品やペット用品についてはここ数年で包装品の使用量が急増しており、こうした分野に対して資金面や人材も含めて研究開発への投資が必要だ。調理済み品の包装は鮮度保持や加熱などについて特別な機能が必要で、ペットフードは動物の嗅覚や味覚を考えた素材が求められる」と佘氏は述べている。

アムコアは、江蘇省江陰市に7000 万元近くをかけてアジア太平洋開発センターを設立し、中国人スタッフが開発した新型の包装技術を海外に輸出している。今後も中国での研究開発や投資に力を入れ、さらに多くの技術を輸出する方向である。

(中国経済新聞)