40話構成の時代劇大作「国色芳華」が放映開始

2025/01/9 07:30

2025年1月7日、トン・モンシーが友情出演する時代劇「国色芳華」が、マンゴーTVと動画配信アプリの咪咕視頻で共同配信された。1月9日には湖南衛星テレビの金鷹独占劇場で放映される。華策影視がプロデュースし、丁梓光氏が監督、張鳶盎氏が脚本を務め、主演はヤン・ズーとリー・シエンで、ウェイ・ジャーミンがゲスト出演、さらにチャン・ヤーチン、トゥー・ソンイエン、グアン・ラーらが出演し、シュー・リンユエとシェン・ムンチェンが特別出演する。

中国のネット小説家・意千重氏の同名の小説をモチーフにしたこのドラマは、唐の時代を舞台に、牡丹の栽培を手掛け始めてから世の中を収めるまでに成長した女性のレジェンドなストーリーを描く。商家の娘である何惟芳(ヤン・ズー演)が、長安の「花鳥の使ひ」である蒋長揚(リー・シエン演)に支えられて、単なる利益の交換だった結婚から身銭を捨てて旅立つ。2人は京の都で再会し、何惟芳は牡丹栽培のたぐいまれな才能と優秀なビジネスの才覚で、蒋長揚とともに職人と投資家を結び付ける。牡丹栽培から出発し、波乱万丈の人生をゆく女性たちを率いて花屋を経営し、名を挙げていく。そして、悪名を背負った「花鳥の使ひ」が実は純情で、才能を隠しながら世界をにらんでいることに気づき始める。貧しく学ぶ者や苦しい生活をする庶民を見た何惟芳は、世のために尽くす仕事をすると決意する。国に尽くそうとする蒋長揚をしばしば傍らで支えるうちに、2人の間に恋愛感情が芽生える。九死に一生という経験を経て、ともに反乱を平定し、世間から退いてゆく。

ドラマは唐の時代を物語の背景として描いており、当時のすばらしさを全面的に表現し、栄えて賑わった様子を再現しようとしている。制作スタッフは準備の段階で中国社会科学院歴史研究所とタッグを組み、各地を調査し、唐の歴史研究家や牡丹の専門家20人以上を尋ね、牡丹の栽培や文化、関連産業、唐の時代の習わしや文化、暮らしぶり、建物や樹木など、当時の文化や牡丹について十分に研究した。

また役者のスタイルについて、鮮明で念入りなカラーコーディネートにより当時の美的感覚が上手に表現されている。服装は独特なスタイルで、牡丹やハスなど縁起のいい絵が描かれた様々な花柄模様が縫い込まれて、それぞれに意味合いや身分が示されている。また細やかな刺繍や美しい帯、華麗な被り物など、細かい所も入念であり、それぞれが昔の文化人の優雅で高貴な姿を醸しだしている。髪飾りも絶妙の造りで、宝石まで添えられており、一段と華麗なムードを漂わせている。

(中国経済新聞)