上海、4月の工業生産額が6割減、銀行融資は1.8兆円減

2022/05/21 17:41

上海は4月、コロナによるロックダウンや企業の稼働停止により、融資が著しく後退したほか、工業生産額や設備投資、一般小売品の売上高など、様々な経済指標が大幅な前年割れを記録した。

上海統計局が5月20日に発表したデータによると、4月の工業生産額は前年比61.6%マイナスとなる1364億元(約2兆6072億円)、また1月~4月については同じく12.6%マイナスの11579億元(約22兆1328億円)で、さらに1月~4月の設備投資額は11.3%減、一般小売品売上高については、4月は48.3%減の716.97億元、1月~4月は14.2%減の5099.25億元であった。

また、この日に発表された中国人民銀行上海本社のデータを見ると、4月の人民元融資額は565億元(約1兆799億円)減で、このうち住宅関連が279億元、企業や団体関連が346億元それぞれ減少している。一方で、第一四半期の人民元融資額は3373億元(約6兆4473億円)増加となっている。

(中国経済新聞)