9月11日、中国企業連合会と中国企業家協会が天津でフォーラム「2024中国500強企業」を開催し、23回連続となる「中国企業上位500社」ランキングを一般公表した。
ランキングの上位10社は国家電網、中国石化、中国石油、中国建築、工商銀行、建設銀行、農業銀行、中国鉄路工程集団、中国銀行、中国鉄建であった。民間のテクノロジー企業では京東が最高位の12位、以下アリババ(21位)、ファーウェイ(30位)、テンセント(37位)などとなっている。
上位500社の売上高合計額は110.07兆元(約2204兆円)で、500位の売上高は前回より3.83億元(約76.7億円)上がって473.81億元(約9489億円)となり、22回連続の上昇となった。会社オーナー帰属の純利益は5.01%増えて4.51兆元(約90.32兆円)で、売上に占める割合は0.14ポイント増えて4.10%であった。なお同時期における世界の上位500社では、売上高が0.09%プラス、純利益は2.35%プラスであり、同じくアメリカの上位500社は売上高3.86%増、利益10.03%増となっている。
中国は500社のうち、売上高が1000億元(2兆円)以上の企業数が全体の50%以上となる253社で、1兆元(20兆円)以上は16社であった。このうち国家電網と中国石油化工集団が3兆元(約60兆円)以上、中国石油天然ガス集団と中国建築が2兆元(約40兆円)以上であった。
また利益については、500社の合計が7兆2228.97億元(約144.65兆円)で、前年より29.31%も増えた。一方で赤字計上の会社は前年の43社から4社減って全体の7.80%にあたる39社であった。赤字額の合計は、前年は1457.71億元(約2.92兆円)であったが今回は1004.18億元(約2兆円)に減り、1社あたりの平均は33.90億元(約679億円)から25.76億元(約516億円)へと大幅に減った。多くは連続での赤字計上となっており、業界や所在地もまちまちであるが、分野別では鉄系金属の精錬業が多くなっている。
(中国経済新聞)