中国最新映画:『逆行人生(Upstream)』

2024/08/15 18:30

中国人の生活に欠かせない職業となったフードデリバリー配達員を題材にしたコメディ映画『逆行人生(Upstream)』が8月9日に一般公開された。

本作は、中国の作家・清明による同名小説を原案にしたもので、大ヒットコメディ映画『人在冏途(帰省男、辛いよ)』(2010)や『薬の神じゃない!(原題:我不是藥神)薬の神じゃない Dying to Survive』(2018)などの徐崢(シュー・ジェン)が監督&主演を務めている。

ある日いきなりリストラの対象になって人生のどん底に陥り、フードデリバリーの配達員になろうと決めた中年サラリーマンの奮闘ぶりを描く作品である。新しいスタートラインから立ち直り、見失った人生の方向性を取り戻そうとする中年男性を徐崢(シュー・ジェン)が演じている他、今年年初に大ヒットしたTV連ドラ『繁花』で人気急上昇中の女優・辛芷蕾(シン・ジーレイ)、今年の張芸謀(チャン・イーモウ)監督の春節映画『第二十条(Article 20)』で印象的な演技を見せた王驍(ワン・シャオ)、今年大ヒットした喜劇映画『末路狂花銭(The Last Frenzy)』で主演を努めた賈冰(ジア・ビン)など、今旬な役者陣が勢揃いしている。

現時点でこの映画の興行収入は1.94億元(約40億円)に達する見込みである。

(中国経済新聞)