12月12日夜9時39分、香港の女優キャシー・チャウ（周海媚）さんが病気療養のため、2023年12月11日に逝去したことが分かった。
12月6日、キャシー・チャウさんは、スタジオからショート動画を配信。その中で「今日で57歳！長年における皆さんの愛と友好に感謝し、皆さんの健康と平和と喜びを祈ります」と語っていた。
キャシー・チャウさんは、1966年12月6日、中国・香港生まれ。満州族の姓である氏瓜爾佳氏を名乗っていた。
1985年、ミス香港のキャシー・チャウさんは、俳優養成講座の第1期生としてデビュー。その後、『流氓大享（The Feud of Two Brothers）』、『義不容情』など立て続けにヒット作へ出演。1990年～93年には、3年連続で「香港で最も人気のある女優」に選ばれた。
1993年、映画『逃学威龍三之龍過鶏年（Fight Back to School 3）』に出演し、同年、ジャッキー・チュン『吻別（さよならのキス）』のミュージック・ビデオにも出演。1994年にはTVドラマ『倚天屠龍記』でヒロインを演じ、一般にも広く知られるようになった。2019年には、同作の新シリーズがスタートし、ヒロインの師匠の妻役で、人気を博した。
キャシー・チャウさんが、最後に公の場に姿を見せたのは、「第9回雅安ジャイアントパンダと映画ウィーク」だった。突然の訃報に、SNS上では悲しみの声が広がっている。
（中国経済新聞）