甘粛省で1億トン級の大型油田を発見

2023/12/6 08:30

12月1日、中国石油天然ガス(CNPC)の長慶油田支社は、2年余り調査をしてきた甘粛省慶陽市環県洪徳地域で、地質埋蔵量が1億トン以上の大型油田を発見したと発表した。

長慶油田支社の牛小兵副総経理によると、2021年6月から三次元地震技術を使って洪徳地域で広範囲な構造性石油埋蔵の調査を進めてきた中で、23カ所の試掘井から十分な産出量が得られ、うち三つの坑井では日産量が百トンを超えたという。「これまでに確認埋蔵量5024万トン、予想埋蔵量5620万トンを報告した。1億トンを超える大型油田がついに出現した」と述べた。

牛副総経理は「今回の発見は、断層が入り混じるオルドス盆地西部での石油調査事業における大きな進展であり、盆地西部の調査や開発のブレイクスルーとなるものだ」と述べた。

長慶油田は、オルドス盆地ですでに年産6500万トン級の大型ガス田を有している。牛副総経理は「洪徳地域の石油調査は急速な進展を遂げ、油田開発も加速している。原油の平均日産量は504トンに達し、すでに確認されている埋蔵量と合わせて年間50万トンの原油生産能力を形成している」と述べている。

(中国経済新聞)