11月10日、広東省仏山市にあるアルミニウムメーカーが11月9日から来年4月1日まで春節休みに入るとネット上で噂されている。
ネット上に公開された「佛山金世界創新アルミニウム有限公司の春節休暇通知」によると、今年は需要の縮小、過剰生産、薄利などが常態化した問題となっており、また気温低下と相まって、2023年11月9日から2024年4月1日まで休業することを決定したという。
中国の企業情報サイト「天眼査」によると、電話に出た内部関係者の1人は「出張中であり、上記の通知には気付かなかったが、業界のキャパシティ超過などの理由により、現在は営業を停止している。受注は減少しており、個々の部門の人員削減が必要になる可能性がある」と回答した。
天眼査によると、佛山金世界革新アルミニウム有限公司は2005年に設立。広東省仏山市に位置し、資本金は220万香港ドル(約4,273万円)。公開情報によると、2020年現在、同社は400人近い従業員を抱えている。
アルミ業界では、税関総署のデータによると、2023年9月のアルミ輸入量は前年同期比23.89%減、前年同月比23.06%減の19万1,400トン。アルミ輸出量は前年同期比40%減、前年同月比3.88%増の9万トン。1月から9月までの累計アルミ輸入量は前年同期比6.16%減の133万1,300トンとなった。
(中国経済新聞)