資産額3.49兆円の国有企業会長が取り調べ受ける

2023/10/29 20:30

山東省紀律委員会監察委員会は10月25日、山東省の国恵投資控股集団の共産党書記である尹鵬会長に対し、紀律や法律に重大な違反をしたとして紀律審査や監察調査をしていると発表した。

公開資料によると、尹氏は1964年10月生まれ、1986年に社会人になり山東省商業庁の配下の省商業工程設計院で工程設計に従事し、1993年に事業再編により設立された魯商集団のインフラ建設処処長に就任、37歳となった2001年には同社が初めて合弁設立した不動産会社の「山東銀座久房地産開発」の総経理に就任した。

また尹氏の略歴を見ると、山東世貿中心管理会社副経理,山東世貿中心インフラ建設処副処長、処長、山東省の商業不動産開発会社総経理,山東銀座久信房地産開発総経理,山東省魯商置業取締役、総経理、共産党副書記などを歴任している。

その後、山東省商業集団本社の副総経理、国泰租賃会長、共産党書記、総経理、山東国恵投資共産党書記、会長などを歴任した。

そして2022年に、現役職である山東国恵投資控股集団の共産党書記、会長となっていた。

山東国恵投資控股集団は、山東省政府の認可を経て2016年1月に山東省国資委員会を出資元として発足した、国有の独資会社である。2020年9月に管理体制の変更により山東省委員会直下の国有基幹企業になっている。

同社は、山東省国資委配下の一部国有企業の株式20%を保有し、全額または一部出資の子会社として、国泰租賃、山東塩業、魯銀投資、聖陽股份、国恵基金など16社を抱える。この中で、魯銀投資(時価40.34億元=約828.3億円)、聖陽股份(時価36.4億元=約747.4億円)は上場会社である。産業投資、資産管理、融資・リース、ファンド管理、塩の生産や販売などを手掛け、現在の資産総額は1714.85億元(約3.52兆円)、所有者権益として1012.47億元(約2.08兆円)を有している。

(中国経済新聞)