10月16日、中国の上場IT企業「楽視網」の創業者である賈躍亭氏は個人のブログで、全株主および投資家あてに、本人が創設した電気自動車(EV)ベンチャーのFaraday Future(FF)の株価と時価が最低状態であると発表した。時価は投資総額30億ドル(約4487億円)あまりの1%にも満たないという。
賈氏は、「実際の価値と資本市場での価値に大きな開きがあり、強いいら立ちを感じる。株主や投資家の皆様にしかるべき見返りをもたらせず、誠に申し訳ない」と表明している。
賈氏はまた、FFが現在、乱用や空売りといった行為を未然に取り締まる策を制定しているとも発表した。FF は9月27日に公式ブログで全株主向けに、ここ9年間でおよそ30億ドル(約4487億円)を投資したと表明している。
FFは5月の発表会で、「91 2.0 Futurist Alliance」を、全世界300台限定で30.9万ドル(約4622万円)で販売すると発表した。賈氏は以前、「ロールスロイス、フェラーリ、ベントレーなどを倒す」と豪語していたが、自動車製造を手掛け始めて9年となった今年の第三四半期の販売台数はわずか3台という状態である。
(中国経済新聞)