香港の李家超行政長官は9月26日、11月15日~16日にアメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコで行われるアジア太平洋経済協力(APEC)の非公式首脳会合について、「招待状を待っている」と述べた。これは、行政会議の出席を前に「APEC参加の招待を受けたか」という記者の質問に答えたものである。李長官は、「主催者(アメリカ)は各国のトップを招待すべきだ」と述べ、改めてルール通りに出席するとの意向を示した。
以前、アメリカの超党派議員が国務省に書簡を送り、制裁対象となっている李家超長官のAPEC首脳会合への出席を禁止するよう求めたと伝えられていた。
これについて7月28日、中国外務省の毛寧報道官は定例記者会見で、「周知の通り、APEC主催国はすべての加盟国代表を参加させる責任と義務を負っている」と述べた。さらに毛報道官は、「アメリカは、李家超長官も含めた中国の関係者に違法な制裁をしており、これ自体が国際関係の基本ルールに著しく違反したいじめ行為だ。これを理由に香港長官のAPEC参加を認めないのはさらなる誤りで、APECのルールに一方的に違反し開催の約束を完全に破るものだ。中国はこれに対し、強い不満や断固たる反対を表明し、すでに厳正な申し入れをした」と述べた。
(中国経済新聞)