韓国文化体育観光部は9月4日、「中国人観光客誘致プログラム」を発表した。プログラムによると、韓国政府は中国での韓国ツアーのプロモーションを強化し、韓国への電子ビザ申請手数料を免除。消費税還付手続きを簡素化し、目標は下半期に150万人の中国人観光客を誘致し、200万人の中国人観光客を韓国へ訪問させることを目指している。
中国は8月10日、団体旅行を解禁する第3次出国先リストを発表し、その中に韓国も含まれていた。新型コロナウイルス以前には、在韓米基地内への高高度防衛ミサイル（THAAD）の配備により中国人観光客の減少があった。
韓国政府は、韓国銀行による過去の予測に基づき、今年中に200万人の中国人観光客を韓国に誘致できれば、韓国の国内総生産（GDP）は結果として0.16ポイント増加するとしている。
今年は、尹錫悦（ユンソンニョル）政権が提唱する「観光活性化5カ年計画」の初年度である。韓国政府は今後5年間で3000万人の外国人観光客を誘致し、300億ドル（約4兆4300億円）の収益目標を達成したい考えだ。 韓国へのインバウンド観光のピークは2019年で、1750万人が訪れた。
（中国経済新聞）