中国水利部は9月6日、記者会見を開き9月11日~15日まで「第18回世界水資源大会(World Water Congress)」を北京国測国際会議会展中心で開催することを明らかにした。この会議のため水利部は会議組織委員会と執行委員会を設置し、李英国(リ・イングォウ)氏が大会組織委員会の名誉主席を務める。
会議のテーマは「水と万物:人間と自然の調和ある共存」。「変化する環境における水、人口、経済、エコロジー」、「水利用の効率と効果の向上、水公共サービスの改善」、「災害に強い防災・減災システムの構築」、「水生態系の質と安定性の向上」、「すべての人に水を:人間と自然の調和ある共存」の6つのサブテーマを設定している。
世界の淡水資源の6%を有する中国は、世界人口の20%近くの水を確保し、国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の水関連目標の達成に向けて大きく前進している。
水利部の劉偉平副部長は会議で、「世界水資源大会は国際水資源分野において、参加者と影響力が大きく、専門レベルが最も高い学術会議の一つです。世界の水アジェンダ、水政策、水科学の知識を共有する重要な国際交流プラットフォームとなっています。現在、国際社会は水問題をかつてないほど重視しており、中国が水問題により多くの経験と知恵を提供することが期待されています」と述べた。
国務院の批准を受け、水利部は国際水資源学会と共同で「世界水資源大会」の共同開催を申請し、2019年に「第18回世界水資源大会」の開催地に決定した。同大会の中国での開催は、今回が初めてとなる。
劉偉平副部長は、「この会議は世界的に注目されている。海外からは、国の関係省庁、研究・学術機関、大学、企業、水関連の国際組織から600人近い代表者が今回の会議に出席する予定です。 また国内からは、水利部の河川流域管理機関、中国南水北調集団有限公司、中国長江三峡集団有限公司、地方人民政府、関連研究機関、大学、専門学校の関係者を含む700人近くが会議に出席する予定です」と述べた。
(中国経済新聞)