テスラ中国、第2四半期の売上高は約8098億円、前年同期比50%以上の増加

2023/07/28 11:30

アメリカのEV(電気自動車)大手テスラが米国現地時間7月24日に開示した資料によると、2023年第2四半期の中国市場での売上高は57億3100万ドル(約8098億4700万円)で、前年同期の37億8700万ドル(約5353億3030万円)から19億4400万ドル(約2748億円)増加した。

世界全体では、テスラの今年第2四半期の売上高は前年同期比47%増の249億2700万ドル(3兆5200億円)となり、そのうち22.99%を中国市場での収益が占めている。

米国は依然としてテスラにとって最大の市場であり、第2四半期の売上高は113億3200万ドル(1兆6000億円)で、昨年の96億1400万ドル(約1兆3500億円)から17.87%増加した。その他の国際市場の売上高は前年同期比122.59%増の78億6400万ドル(約1兆1100億円)だった。

2022年第2四半期における中国の自動車市場は、新型コロナウイルスの影響により販売が落ち込んだが、テスラが中国で大幅な値下げを行ったことで、販売台数が一気に増加。全国乗用車市場信息聯席会(以下、乗聯会)のデータによると、テスラの1~6月における中国販売台数は前年同期比48.9%増の29万4100台で、新エネルギー車市場におけるシェア率は9.5%に達している。

7月1日、テスラは中国でフラグシップセダン「モデル S」と、多機能SUV「モデル X」、の購入者に対しは3万5000元(約69万円)から4万5000元(約88万円)までの割引を受けられると発表。また、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は第2四半期決算説明会で、テスラはより高い市場シェアを獲得するために更なる値下げを行う可能性があると述べた。

(中国経済新聞)