浙江省杭州市富陽区の一部地域で7月22日、大雨が降り、同区にある大源郷村で死者5人、行方不明者2人が出る被害が出ている。
ネット上では、川が氾濫し民家に水が流れ込む様子や、数台の車が流されている様子が映し出されており、現在も消防隊とレスキュー隊による懸命の救助活動が続けられている。
大源郷村の李さんは中国メディアに対して、「自宅は水に浸かったが、家族は全員無事で良かった。今回、土石流が発生した川は、5年前にも氾濫したことがあるが、ここまで深刻ではなかった」と話した。
中国新聞によると、7月21日の夕方から上海の中心部でも豪雨が発生。同市の浦東区と松江区で、上から2番目に深刻な「オレンジ」大雨暴風警報が発令された。
上海中心気象台は、21日の午後4時12分に暴風警報を警戒レベル1の「青色」から「黄色」へ引き上げた。また大雨により上海の各地で道路が冠水しており、一部の地域ではふくらはぎの上まで水が浸かった。
中国では、多くの地域で排水システムの問題点が指摘されており、急な大雨により排水が追いつかず道路が浸水するなどの被害が度々出ている。
(中国経済新聞)