ブルガリ、台湾を独立国のように表記

2023/07/12 14:30

イタリアの高級品ブランド「ブルガリ」のホームページに掲載された店舗の分布情報で、「中国香港」、「中国マカオ」と表記されていながら「中国台湾」ではなく「台湾」とのみ書かれていたことが発見された。「ブルガリは台湾を独立国と見なしている」との声も出ている。

またネットで、ブルガリのCMタレントの一覧を示し、返答や契約の解除を求める声も出た。今のところタレント側からのメッセージはない。

過去にも海外のファッションブランドで同様の事例があり、中国側のCMタレントはいずれも自発的に契約を解除している。

2018年5月、アメリカのブランド「コーチ(COACH)」が、2列に分けて都市名と国名を背中にプリントしたTシャツを発表した際、北京と上海はCHINAと添えられているのに香港と台湾にはCHINAと書かれておらず、中国分裂ではないかとの指摘が出た。

COACHと契約している国際的な有名モデルのリウ・ウェンさんは、これを受け即座に弁護士から契約を打ち切ると発表したうえ、COACHの不謹慎な対応に謝罪をしている。

同じくブランド品VersaceのTシャツでも、香港とマカオが独立国と示されていた。契約タレントのヤン・ミーの事務所が急遽深夜2時に、契約を解除しすべての提携を打ち切ると発表している。

Dolce&Gabbanaは中国を侮辱したことが発覚し、やむなく謝罪声明を発表したが、その日の夜に予定されていたショーは出演予定だった中国のタレントが集団ボイコットをしたため中止された。

(中国経済新聞)