米バイオ医薬品大手モデルナは26日、中国法人「モデルナ(中国)バイオテクノロジーMedtner (China) Biotechnology Co., Ltd.」を設立したと発表した。資本金は、1億ドル(約140億円)、事業所は上海市の西南に位置し外国企業の工場がある閔行区に置かれる。
事業内容は、技術サービス・技術開発・技術移転・医学分野の研究開発、商品の輸出・輸入など多岐にわたる。
今回の中国法人の設立に関して、モデルナ社の広報担当者は上海メディア「澎湃新聞」に対し、「我々は中国市場に参入し、中国でモデルナ社のmRNAプラットフォームの力を体験できる機会を模索している」と説明した。
モデルナ社の最高経営責任者(CEO)であるステファン・パンセル氏は4月4日、上海市トップ党委員会書記の陳吉寧(チェン・ジーニン)氏と面会し、「モデルナ社は、上海への投資を加速させ、中国のパートナーとともに、患者さんのために新しい医薬品技術や製品の開発・製造に取り組んでいく」と述べている。
(中国経済新聞)