世界は動く、用意はいいか?!

2023/04/22 17:32

世界は動く、用意はいいか?!

こんな「ささやき」が胸の奥深くにこだまする。そんな思いで事の推移を見つめ続けたのだった。

フランスのマクロン大統領の中国訪問と発言が世界に「ざわつき」を引き起こしている。

マクロン大統領は国賓として中国の招待に応じ、欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長や経済関係者などを伴って中国を訪問し習近平主席と会談した。それぞれの個別の会談に続いてフォンデアライエン委員長を交えた3者による会談がセットされたことも注目を引いた。

マクロン氏は中国訪問からの帰国途上、フランスの経済紙「レゼコー」と米国の政治専門ニュースメディア「ポリティコ」の共同インタビューに応じた。ロイター通信によれば、マクロン氏は「欧州は対立を加速させず、米中間の第3極としての地位を築くために時間をかけるべきである」と発言したというのだが、「ポリティコ」は「Europe must resist pressure to become ‘America’s followers,’ says Macron」という見出しを掲げてマクロン氏の言及について伝えた。直訳すれば「欧州は『米国の追随者』となる圧力に抵抗すべきだとマクロン氏は語った」となる。きわめて明解な発言である。とともに、米国を大いに刺激する発言だともいえる。60年代のドゴール大統領のフランスを知る世代にとってはまさにドゴール以来のフランスのエスプリ(精髄)を思い出させる硬骨な発言といえよう。なお、中国訪問におけるマクロン氏の発言を過不足なく知っておくことも重要なので中国側の報道も以下に引いておく。

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