中国商務部が8月4日に発表したデータによると、2026年1~6月のサービス貿易(サービス輸出入)総額は3兆7,797億5,000万元(約86兆9,300億円、1元≒23円)となり、前年同期比8.3%増加した。このうち、サービス輸出は1兆5,047億元(約34兆6,100億円)で17.6%増、輸入は2兆2,750億5,000万元(約52兆3,300億円)で2.9%増だった。サービス貿易赤字は7,703億5,000万元(約17兆7,200億円)となり、前年同期より1,614億2,000万元(約3兆7,100億円)縮小した。
中国サービスアウトソーシング研究センターの鄭偉副研究員は、上半期はサービス輸出が2桁成長を維持し、輸入も緩やかに回復したことで、サービス貿易全体が安定した拡大を続けたと指摘した。世界経済の減速や地政学的リスクといった逆風の中で、この成長は高く評価できるとしている。
また、中国商務部研究院サービス貿易研究所の李俊所長は、中国のサービス産業の国際競争力が着実に向上しており、サービス貿易は今後、中国の対外貿易に占める重要性をさらに高めていくとの見方を示した。
サービス貿易の構成にも変化が見られる。高付加価値分野への転換が一段と進んでいる。1~6月の知識集約型サービスの輸出入額は1兆6,634億元(約38兆2,600億円)で前年同期比6.7%増となり、サービス貿易全体の44%を占めた。
このうち、知識集約型サービス輸出は8,056億7,000万元(約18兆5,300億円)で12.8%増加し、サービス輸出全体に占める割合は53.5%と初めて過半数を超えた。特に、個人向け文化・娯楽サービスは57.2%増、知的財産権使用料収入は44.3%増と大きく伸びた。一方、知識集約型サービス輸入は8,577億3,000万元(約19兆7,300億円)で1.4%増となった。

分野別では、旅行サービスと輸送サービスの伸びも目立った。旅行サービス輸出は2,292億元(約5兆2,700億円)で31.1%増となり、主要5分野のサービス輸出の中で最も高い伸び率を記録した。輸送サービス輸入は4,981億元(約11兆4,600億円)で30.4%増加し、主要輸入分野の中で最大の伸びとなった。
鄭氏は、知識集約型サービス輸出が全体の過半を占めたことは、中国のサービス貿易が高付加価値・高知識・高技術分野へと着実にシフトしていることを示していると分析する。また、2025年以降に政府が相次いで打ち出した旅行サービス輸出促進策の効果も現れ、各地の観光都市では海外からの旅行者が増加しており、中国の観光資源がインバウンド消費や国際的な評価の向上につながっていると述べた。
さらに、7月30日に開かれた中国共産党中央政治局会議では、「国際経済・貿易協力の拡大とサービス貿易の大幅な発展を推進し、貿易の均衡ある発展を促進する」との方針が示された。
李氏は、政策支援の継続と産業基盤の強化を背景に、中国のサービス貿易は今後も質の高い成長を維持するとの見通しを示し、旅行サービス、輸送・物流サービス、通信・コンピューター・情報サービス、専門サービスなどが今後の成長を支える中核分野になるとの見方を示した。
中国のサービス貿易、上半期8.3%増 知識集約型サービス輸出が初めて過半占める
中国商務部が8月4日に発表したデータによると、2026年1~6月のサービス貿易(サービス輸出入)総額は3兆7,797億5,000万元(約86兆9,300億円、1元≒23円)となり、前年同期比8.3%増加した。このうち、サービス輸出は1兆5,047億元(約34兆6,100億円)で17.6%増、輸入は2兆2,750億5,000万元(約52兆3,300億円)で2.9%増だった。サービス貿易赤字は7,703億5,000万元(約17兆7,200億円)となり、前年同期より1,614億2,000万元(約3兆7,100億円)縮小した。
中国サービスアウトソーシング研究センターの鄭偉副研究員は、上半期はサービス輸出が2桁成長を維持し、輸入も緩やかに回復したことで、サービス貿易全体が安定した拡大を続けたと指摘した。世界経済の減速や地政学的リスクといった逆風の中で、この成長は高く評価できるとしている。
また、中国商務部研究院サービス貿易研究所の李俊所長は、中国のサービス産業の国際競争力が着実に向上しており、サービス貿易は今後、中国の対外貿易に占める重要性をさらに高めていくとの見方を示した。
構造面では、高付加価値分野への転換が一段と進んでいる。1~6月の知識集約型サービスの輸出入額は1兆6,634億元(約38兆2,600億円)で前年同期比6.7%増となり、サービス貿易全体の44%を占めた。
このうち、知識集約型サービス輸出は8,056億7,000万元(約18兆5,300億円)で12.8%増加し、サービス輸出全体に占める割合は53.5%と初めて過半数を超えた。特に、個人向け文化・娯楽サービスは57.2%増、知的財産権使用料収入は44.3%増と大きく伸びた。一方、知識集約型サービス輸入は8,577億3,000万元(約19兆7,300億円)で1.4%増となった。
分野別では、旅行サービスと輸送サービスの伸びも目立った。旅行サービス輸出は2,292億元(約5兆2,700億円)で31.1%増となり、主要5分野のサービス輸出の中で最も高い伸び率を記録した。輸送サービス輸入は4,981億元(約11兆4,600億円)で30.4%増加し、主要輸入分野の中で最大の伸びとなった。
鄭氏は、知識集約型サービス輸出が全体の過半を占めたことは、中国のサービス貿易が高付加価値・高知識・高技術分野へと着実にシフトしていることを示していると分析する。また、2025年以降に政府が相次いで打ち出した旅行サービス輸出促進策の効果も現れ、各地の観光都市では海外からの旅行者が増加しており、中国の観光資源がインバウンド消費や国際的な評価の向上につながっていると述べた。
さらに、7月30日に開かれた中国共産党中央政治局会議では、「国際経済・貿易協力の拡大とサービス貿易の大幅な発展を推進し、貿易の均衡ある発展を促進する」との方針が示された。
李氏は、政策支援の継続と産業基盤の強化を背景に、中国のサービス貿易は今後も質の高い成長を維持するとの見通しを示し、旅行サービス、輸送・物流サービス、通信・コンピューター・情報サービス、専門サービスなどが今後の成長を支える中核分野になるとの見方を示した。
(中国経済新聞)
