3月の乗用車小売販売台数、前月比17%増の159万6000台

2023/04/9 18:55

中国乗用車市場情報連席会(China Passenger Cars Association: CPCA)によると、3月1日から31日までの乗用車小売販売台数は前月比17%増の159万6000台だった。中国国内メーカーの卸売台数は前年同月比7%増の195万5000台、前月比22%増となった。また今年に入ってからの累計卸売台数は、前年同期比8%減の502万1000台だった。

統計によると、3月1日から31日までの新エネルギー車の小売販売台数は54万9000台で、前年同月比5%増、前月比27%増となった。今年に入ってからの累計小売販売台数は前年比15%増の131万9000台だった。中国国内メーカーの新エネルギー車卸売台数は59万9000台で、前年比32%増、前月比21%増となった。 今年に入ってからの累計卸売台数は前年比24%増の148万3000台だった。

3月の自動車市場は、輸出の減少後により国際貿易から国内販売への移行や出稼ぎ労働者が帰郷したことで県・郷級市場の消費促進に繋がったなど市場環境が変化した。また、生産と消費循環の加速が内需拡大の原動力となっている。

現在、中国国内の原油価格は7元(約134円)台まで下落し、すでに10年前と同等の価格水準となっている。こうした状況とガソリン車価格の引き下げにより、ガソリン車販売台数の減少も短期的には緩やかになると予想される。