2月22日、中国外務省の定例記者会見で、「アメリカ政府が発給したビザで、がんの研究のために現地に向かった中国人留学生が入国を拒否され、強制送還されたとのことであるが、これにどうコメントするか」との質問が出た。
これに対して汪文斌報道官は、「状況は耳にしている。アメリカがまたも中国人留学生に嫌がらせをして締め付けたことを強く懸念し、この件についてアメリカに厳しく抗議した」と述べた。
汪報道官は、「人材交流は米中関係の社会的基盤であり、学術教育や技術交流は米中間の文化交流の大切な部分である。アメリカは口では中国人留学生を歓迎すると言いながら、実際には前政権の誤ったやり方を続けており、中国人の留学や研究を締め付け、留学生の合法的な権益を大きく損ね、米中間の正常な文化交流や教育の提携を壊している」と指摘した。
汪報道官はまた、「アメリカに対し、中国人留学生を歓迎するという表明を実行し、偏見的で差別的な10043号の行政令を廃止し、国の安全という概念の乱用をやめ、中国人留学生への取り調べや嫌がらせ、強制送還をやめ、このような件の再発防止を求める。中国は留学生に対し、法に基づき正当で合法的な権益を守れるよう支える一方、このようなリスクに警戒するよう呼びかける」と強調した。
(中国経済新聞)