中国の市場調査会社CINNO Researchによると、2022年の中国市場におけるスマートフォン販売台数は、前年比19%減の約2.55億台となった。各四半期の販売台数は前年同期比14%から21%減少、年間販売台数も2015年以来最も少なく3億台を割り込んだ。
CINNO Researchは、2023年上半期までスマホ需要の低迷が続き、下半期に入ると徐々に状況が改善すると見ている。
その中でも、中国市場における米Apple「iPhone」の売上は好調だ。「iPhone」は2022年第4四半期の販売台数で1位となり、ハイエンドスマホ市場ではNo.1のシェア率を誇っている。中国のスマホブランド「OPPO」と「vivo」は売上が伸びず、販売台数で3位と4位にランクを下げた。同じく中国のスマホブランド「Honor(栄耀)」は売上が安定し、販売台数で2位に躍進した。
なお、2022年の中国市場における折りたたみ式スマホの販売台数は、前年比142%増の約280万台に増加し、9四半期連続のプラス成長となっている。
(中国経済新聞)