財聯社によると、スイスのダボスで世界経済フォーラムに参加している中国国務院の劉鶴副総理は1月17日、中国の新型コロナウイルス感染状況について次のように答えた。
全面的なダイナミックゼロコロナから重症者の治療へと方向転換した。これは去年12月8日からで、今年1月8日からは「乙類乙管」、つまり全面的な緩和を始めている。現在の状況から見て、次のような特徴がある。
一つ目は転換がほぼ順調であることで、感染者の多発を経て今は社会の大部分が正常な状態に戻っており、ピークの到達や正常回復への時間が速く、ある意味からわれわれの予想を超えた。
二つ目はこのところ生活などが全面的に回復していることで、飲食、飲食業、観光業ほか消費が回復し始めている。特に今年の春節期間中にはのべ50億人が身内や友人を訪ね、この数字は非常に大きい。三つ目は、現在の主な問題はやはり持病を抱えた高齢の患者である。心臓病、高血圧、糖尿病などの病気を抱えた高齢者であり、現在われわれは対応に努めている。全般的に見て、病院、病床、医師、看護士、医薬品の供給は完全に確保できる。
最後に外国人の入国問題であるが、今は48時間以内の陰性証明があれば隔離はせず自由に出入国できる。よって、外国人の訪問を大いに歓迎し、必ず最高のサービスを施す。もちろん一部の問題については移行期間が必要であるが、全体的には問題ない。昨日は多くの馴染みの友人に会い、3月には中国でハイレベルフォーラムに参加し、4月にはボアオへ行くとみんなが言っていた。すべてが日ごろの状態に回復したのを見るものと信じている。
(中国経済新聞)