8月30日、四川省の成都で開催されていたモーターショーの事務局が中止を発表した。8月29日に成都市政府より発表された新型コロナウイルスに関する通達によると、成都市内で感染者が発生したために一部の地域で集会などのイベントを禁止するとのことで、これに伴いモーターショーも急遽中止が決定されている。
今回で25回目となる成都モーターショーは、8月29日に市内の中国西部国際博覧城で開幕しており、ドイツ、アメリカ、フランス、日本、韓国、および合弁各社や国産メーカーなど国内外から128のブランドが出展し、20万平方メートルの会場内におよそ1600台が展示されていた。開幕日には72回に及ぶ新車発表会が行われ、世界で初めてとなる 28車種と中国初登場の36車種を含む合計92車種が披露されていた。
ところがその開幕日に、「8月30日午前0時から5日間にわたりコロナ規制を実施し、その後は感染状況や対策実施の必要性に合わせて調整する」との通達が成都市政府より発表された。よって、開催中だったモーターショーは中止に追い込まれた。
成都市政府の連絡によると、8月28日現在で市内の感染者数は134人で、新規の無症状感染者は32人とのことである。
(中国経済新聞)