山東省日照市、「美しい海湾」づくり推進 黄海沿岸で生態保全強化

2026/05/25 15:35

中国山東省東部の黄海沿岸に位置する日照市で、海洋環境の総合的な保全・再生を進める取り組みが成果を上げ、「美しい海湾づくり」のモデル都市として注目を集めている。

日照市は、中国政府が推進する「全国美麗海湾建設」の試行都市の一つ。陸と海を一体的に管理する理念の下、湾ごとに異なる環境課題に対応する「一湾一策」のきめ細かな管理体制を導入し、海洋生態系の保護を強化している。

市では近年、港湾機能の整理による「退港還海」や海岸線の生態修復、湿地保全の高度化など重点事業を推進。海辺には生態系と調和したグリーンロードが整備され、市民や観光客が自然を身近に感じられる空間づくりも進められている。

また、「湾長制」と呼ばれるスマート監視システムを活用し、海湾の環境状況を24時間体制で動的に監視。海洋汚染の防止や環境変化への迅速な対応につなげている。 張北湾サンシャインコースト・キャンプ公園の空撮写真では、青く澄んだ海と整備された海岸線が広がり、カモメが舞う穏やかな景観が確認できる。現在の日照海湾では、水の透明度向上や海浜環境の改善が進み、人と海が共生する美しい生態風景が形成されている。

(中国経済新聞)