中国上半期の1人当たり可処分所得5.2%増

2026/07/16 12:00

中国国家統計局が7月15日に発表したデータによると、2026年上半期の中国国内総生産(GDP)は69兆5704億元(約1,462兆円)となり、物価変動を除いた実質ベースで前年同期比4.7%増加した。(※1元=約21円で換算。)

四半期別では、第1四半期(1~3月)の成長率は前年同期比5.0%増、第2四半期(4~6月)は4.3%増となった。また、第2四半期のGDPは前期比で0.9%増加し、緩やかな成長を維持した。

雇用や所得など国民生活に関する指標も改善傾向を示している。上半期の全国都市部調査失業率の平均値は5.2%で、6月単月では5.0%となり、前月から0.1ポイント低下した。

所得面では、上半期の全国住民1人当たり可処分所得は2万2981元(約48万2600円)となり、前年同期比で名目5.2%増加した。物価上昇の影響を除いた実質ベースでは4.2%増となった。

所得の内訳を見ると、給与所得は前年同期比5.3%増の約1万3000元(約27万3000円)、事業所得は6.5%増、財産所得は1.1%増、移転所得は5.8%増となった。給与や事業活動による収入だけでなく、年金や社会保障などを含む移転所得も増加し、住民所得全体を押し上げた。

中国国家統計局の毛盛勇副局長は15日の国務院新聞弁公室の記者会見で、「上半期の国民経済は合理的な範囲で推移し、新質生産力が拡大するとともに、高品質発展が新たな方向へ進んでいる」と説明した。

一方で、課題も残っている。毛副局長は、海外環境の不安定要因が増えているほか、国内では供給過剰と需要不足の矛盾が依然として存在しており、経済回復の基盤をさらに強化する必要があるとの認識を示した。

(中国経済新聞)