中国銀行保険監督管理委員会の北京当局は、中国光大銀行および中国民生銀行のクレジットカード担当部門に対し、延滞金の支払いを求めて強引な取り立て行為をしたとして、それぞれ制裁金80万元(約1607万円)を支払うよう命じた。
銀行関係者によると、80万という金額は「銀行業監督管理法」における制裁金の上限額を上回るもので、これら2社の違法行為が多岐にわたり、悪質であったことを示すものという。
監督管理委員会が今年3月に発表した情報によると、銀行関連のクレームのうち、クレジットカードに関するものが49.6%を占めたという。
2021年、光大銀行のクレジットカード関連のクレーム件数は、各銀行で最大となる14967件で、民生銀行は同じく1.3万件で5位であった。
これら2社について、外注業者による強引な取り立て、個人情報の漏洩、電話やショートメールでの脅し、迷惑電話など、違法な支払い要求をしているとの情報が多数寄せられている。
(中国経済新聞)