中国の国家能源局が4月20日に発表したデータによると、2026年1~3月の全社会電力消費量は累計2兆5141億キロワット時となり、前年同期比5.2%増加した。増加率は前年同期を2.7ポイント上回った。
産業別に見ると、第一次産業の電力消費量は336億キロワット時で前年比7.1%増、第二次産業は1兆5987億キロワット時で同4.7%増となった。このうち工業用電力は1兆5836億キロワット時で同4.9%増、高度技術および装備製造業は2746億キロワット時で同8.6%増と比較的高い伸びを示した。第三次産業は4833億キロワット時で同8.1%増となり、特に充電・バッテリー交換サービス業とインターネットデータサービス業の電力消費量はそれぞれ376億キロワット時、229億キロワット時で、増加率は53.8%、44.0%と大幅に伸びた。都市・農村住民の生活用電力は3985億キロワット時で同3.4%増だった。

中国電力企業連合会の統計・デジタル化部の蒋徳斌副主任は、第二次・第三次産業および住民生活の電力消費はいずれも前年同期より増加率が上昇しており、特に第二次産業が全体の電力消費増加の主なけん引役となったと指摘する。2026年第1四半期における第二次産業の寄与率は58.3%に達した。
蒋副主任によると、高度技術および装備製造業の電力消費が際立った伸びを示した。人工知能やバイオ製造などの先端分野における技術革新と産業高度化を背景に、電気機械・器材製造業(13.1%増)、コンピューター・通信および電子機器製造業(11.4%増)、計測機器製造業(11.1%増)がいずれも2桁成長を維持した。このほか、汎用設備製造業(9.3%増)、専用設備製造業(9.1%増)、自動車製造業(6.9%増)、医薬品製造業(6.4%増)も堅調に拡大した。消費財製造業の電力消費は前年同期比5.4%増で、前年より4.8ポイント上昇した。
地域別では、東部・中部・西部・東北の各地域で全社会電力消費量がそれぞれ前年比5.5%、4.1%、5.6%、3.8%増加した。高度技術および装備製造業の電力消費は、西部(11.8%増)、中部(10.0%増)、東部(7.9%増)、東北(1.3%増)の順で伸びを示した。
蒋副主任は、中西部地域の高い伸びについて、立地条件や産業基盤の優位性を生かし、太陽光発電モジュールや風力発電部品などの分野で持続的に発展していることが背景にあると分析している。
(中国経済新聞)
