中国台湾・国民党主席鄭麗文、習近平総書記の招待を受け大陸訪問へ

2026/03/30 15:26

台湾最大野党国民党(KMT)主席の 鄭麗文(てい れいぶん) 氏は、30日、自身のオフィスを通じて、中共中央および習近平総書記からの招待を受け、大陸(中国本土)を訪問することを感謝とともに正式に受諾したと発表した。鄭氏は、両党が協力して両岸関係の平和的発展を促進し、交流と協力を進め、台湾海峡の平穏と民生の福祉向上に寄与することを期待していると述べた。

鄭麗文主席は、4月7日から12日までの期間、大陸訪問団を率いて訪問する予定である。30日午前11時に開かれた記者会見で、鄭氏は「今回の訪問が両岸の平和と安定への成功の第一歩となることを望む」と語った。

鄭氏は自身の政治経歴に触れ、2005年に連戦主席の招きで中国国民党に加わった際、歴史的な平和の“破氷の旅”を支援するために、当時訪問団のスポークスパーソンを務め、大陸を初めて訪れたことを回想。今年はその時から20年以上を経ての再訪となると述べ、連戦主席の勇気と決断が国共両党の協議プラットフォームを形成し、両岸の平和に不可欠な役割を果たしてきたと強調した。

また鄭氏は、前回の国民党主席による大陸訪問から10年が経過していることを指摘し、「今回は両岸の平和と安定のための第一歩を確実に踏み出したい」と語った。その上で、両岸の共通の政治基盤に基づき、「台独」に反対し「1992年コンセンサス」を堅持することが平和を維持する鍵であると強調した。鄭氏は、「両岸は必ずしも戦争に向かう必要はなく、知恵と努力で平和の道を共に切り開ける」と述べ、次世代の幸福と地域の安定のために努力する意向を示した。

さらに鄭氏は、今回の訪問は台湾の主流民意が期待するものであり、これまで台湾海峡が「世界で最も危険な地域」の一つと報道されてきた現状を踏まえ、訪問によって両岸に春の和やかな雰囲気をもたらし、互いの善意と信頼を積み重ねる契機としたいと述べた。鄭氏は、「両岸の平和と地域の安定に向け、積極的に貢献したい」と語った。

(中国経済新聞)