中国で世界第2位規模の軽希土類鉱床を発見

2026/03/25 12:30

中国で新たな鉱物資源の発見が明らかになった。中国自然資源部は3月24日、四川省冕寧県の牦牛坪鉱区で、世界第2位規模となる軽希土類鉱床を確認したと発表した。

希土類(レアアース)は「産業のビタミン」とも呼ばれ、ハイテク産業や防衛分野に不可欠な重要資源である。今回の調査によると、牦牛坪鉱区では新たに966万6000トンの希土類資源量(REO)が確認された。これにより、同鉱区の累計資源量は1146万トンに達し、従来比で500%以上増加。現在稼働中の鉱山としては世界第2位の規模となった。

今回の成果は、攀西地域に分布する潜在的な炭酸塩岩型希土類鉱床の探査における大きな前進とされ、国家の資源備蓄の強化に寄与するとともに、複雑な地質条件下での深部および周辺探査の新たな手法として注目されている。

探査では、高地で地形の起伏が大きく、厚い表土に覆われて鉱体の特定が難しいといった課題に対応するため、人工知能(AI)を活用した新技術が導入された。具体的には、ドローンによる高スペクトル観測と地質・構造のマッピング、高精度の電磁測定、さらに微細粒子の立体的な探査を組み合わせた手法を採用。複数のデータを統合・分析することで、埋蔵鉱体の特定精度と探査効率を大幅に高めた。

さらに同鉱区では、随伴資源として蛍石が2713万5000トン、重晶石が3722万8000トン新たに確認され、いずれも大規模な資源量となっている。蛍石はフッ素の主要原料として新興産業に不可欠であり、重晶石は石油・天然ガス開発における掘削泥水の加重材として重要な役割を担う。

(中国経済新聞)