雄安新区、北京4大学の移転キャンパス建設が本格化

2026/02/14 21:10

中国の雄安新区で、北京市から移転する第1陣となる4大学の雄安キャンパス整備が本格的に加速している。現在、起歩区では大規模な建設工事が同時並行で進められ、新区の受け入れ機能は着実に高まりつつある。

建設現場では、遠景から順に、北京交通大学雄安キャンパス、中国地質大学(北京)雄安キャンパス、北京科技大学雄安キャンパス、そして北京林業大学雄安キャンパスが並ぶ。いずれも北京市の非首都機能の疎解政策の一環として整備されるもので、教育・研究機能の分散配置を通じ、新区の知的基盤強化を図る狙いがある。

雄安新区は、北京市・天津市・河北省(いわゆる「京津冀」地域)の連携強化と、北京の過密問題(いわゆる大都市病)の緩和を目的に、習近平政権が「千年の大計」と位置付け、2017年に設立した国家級新区である。北京の非首都機能(教育・研究機関や企業本部など)を段階的に移転・分散させ、人工知能(AI)や自動運転、スマートシティ技術を活用した環境共生型のハイテク都市の建設を目指す。深圳や浦東新区に続く新たな経済成長の中核として、インフラ整備と都市開発が急速に進められている。

2025年末時点で、雄安新区は「計画・設計中心」の段階から、「大規模建設と機能受け入れを並行して進める」新たなフェーズへと移行した。累計投資額は1兆元を超え、起歩区をはじめとする中核エリアはおおむね都市の骨格を形成。幹線道路網「四縦三横」はすでに完成し、商務サービスセンターなどの象徴的プロジェクトも相次いで供用を開始している。

(中国経済新聞)