新任の中国科学院院士・劉若川氏、北京大学数学科学学院院長に就任

2026/01/16 12:30

北京大学数学科学学院の公式サイトによると、新たに中国科学院院士に選出された劉若川氏が、同学院の院長に就任した。

公開資料によれば、劉氏は1980年生まれ。北京大学の博雅特聘教授を務める数学者である。1999年から2004年まで北京大学数学科学学院で学び、学士および修士の学位を取得。2008年には米国マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得した。2012年に北京大学へ戻り、北京国際数学研究センターおよび数学科学学院で教育・研究に携わってきた。

専門分野は算術幾何学および代数的整数論で、p進ホッジ理論やp進自動形式などの分野において一連の重要な研究成果を挙げている。なかでも、劉氏が独立して完成させた研究プロジェクト「p進ホッジ理論およびその応用」は高く評価され、2020年度国家自然科学賞(二等賞)を受賞した。

そのほか、2017年に国家傑出青年科学基金の支援対象に選ばれ、2022年には中国数学会の「陳省身数学賞」を受賞。2024年には国際物理センターと国際数学連合が共同で授与するラマヌジャン賞を受賞し、同年12月には「何梁何利基金科学技術イノベーション賞」にも輝いている。

また、2025年11月21日に発表された両院院士増選の結果により、劉氏は北京大学所属として中国科学院院士に選出された。所属は数学物理学部で、研究分野は数論である。

なお、前任の北京大学数学科学学院院長は、1963年10月生まれの陳大岳氏で、確率論、確率過程、浸透理論、複雑ネットワーク、マルコフ過程、ランダム環境下の無限粒子系などを主な研究分野としてきた。

(中国経済新聞)