Huaweiは「Unfold the Moment(瞬間を広げよう)」をテーマに開催した発表イベントで、主力デバイスの新ラインアップを公開した。今回披露されたのは、HUAWEI Mate X7スマートフォン、HUAWEI FreeClip 2イヤホン、HUAWEI WATCH ULTIMATE DESIGNスマートウォッチ、HUAWEI MatePad 11.5 Sタブレットの4製品。
HUAWEI Mate X7は、スリムさと耐久性を両立させたデザインを採用し、フラッグシップ級のカメラ性能と高いパフォーマンスを備えた折りたたみスマートフォン。FreeClip 2は、オープンイヤー型で快適さを追求した新しいリスニング体験を打ち出す。WATCH ULTIMATE DESIGNは、洗練された外観と高度なエンジニアリングを融合し、ユーザーの“探索体験”をさらに広げる。MatePad 11.5 Sは、高解像度で目に優しいディスプレイを備え、クリエイティブ用途に特化して設計されている。
Huawei Consumer Business Groupのマーケティング・販売サービス部門トップのZhu Ping氏は、Huaweiがこれからも世界中のユーザーと歩み、テクノロジーに温かみを加えていくと述べ、「ユーザーの本当のニーズを理解し、それに応えることで、日々の瞬間をより豊かにする手助けをしたい」と語った。
HUAWEI Mate X7:折りたたみの新章
Mate X7は、「タイムスペースゲート」のコンセプトに加え、中国の伝統工芸である錦織りから着想を得たデザインを採用している。カラーは、ナノファイバー仕上げのブロケードホワイト、ビーガンレザーのネビュラレッドとブラックの3種。

同機は、Huaweiの折りたたみ機で初めて“薄型でありながら通常のフラッグシップ級と同等の画像処理能力”を実現。第2世代True-to-Colorカメラは色精度が43%向上し、新搭載のウルトラライティングHDRカメラ、超広角カメラ、望遠マクロカメラと組み合わせ、最大17.5EVのHDR動画撮影に対応。明暗差の大きい環境でも細部まで鮮明に記録できる。
耐久性も重視し、独自開発の高信頼ヒンジ構造、崑崙ガラスを採用した外部ディスプレイ、3層複合の強靭構造を搭載。さらに3,550mm²の大型VC+グラフェン冷却システムと5,600mAhバッテリーにより、安定した性能と長時間の電池持ちを確保している。
HUAWEI FreeClip 2:身につける“音のアクセサリー”
FreeClip 2は、オープンイヤー方式と現代的なデザインを融合したイヤークリップ型イヤホン。オーディオ機器でありながら、ファッションアイテムとしての側面も意識した作りになっている。
カラーはブルー、ホワイト、ブラックに加え、海外市場では新色ローズゴールドも展開。重さは片側5.1gと軽量で、長時間でも快適な装着感と安定性を実現する。

高エネルギーのデュアルドライバーと、前世代比10倍のNPU性能を持つAIプロセッサーにより、クリアでダイナミックな音質と通話品質を提供。IP57の防塵・防水、最大38時間のバッテリーなど、日常のさまざまなシーンで使いやすい。
HUAWEI WATCH ULTIMATE DESIGN:新たなラグジュアリーを示す
新モデルのWATCH ULTIMATE DESIGNは、18Kゴールドを使用した希土類紫セラミックベゼル、ジルコニウム系液体金属ケース、紫金チタン合金ストラップを組み合わせたロイヤルゴールドエディションが登場。
深海ダイバー向けに、革新的な防水システムやソナー方式の水中通信機能を搭載。接続性を強化した新アンテナ、AIノイズキャンセリングによるクリアな通話、HUAWEI Sunflower測位システムによる高精度測位、eSIM通信などの機能も備える。
TruSenseシステムには、より正確な健康データ取得を可能にするX-TAP技術を搭載している*。
※医療機器ではないため、診断や治療には使えない。
HUAWEI MatePad 11.5 S:創造力を引き出すタブレット
MatePad 11.5 Sは、目に優しく鮮明な表示を実現する次世代PaperMatteディスプレイを採用。従来のマットディスプレイで問題となっていた“画面の鮮明度低下”を解消し、視認性と質感を両立した。

ペーパーレス作業を意識した設計で、M-Pencil Proと磁気キーボードが付属。Huawei Notesには多様なブラシやテンプレートが用意され、GoPaintアプリにはアニメーションツールが充実。
動画制作者向けにはFilmoraのショートカット操作、WPS OfficeではPC級の文書・プレゼン・表計算機能も提供*。
※医療機器ではないため、診断などには使用不可。
Huaweiは今回の発表について、単なる技術アップデートではなく、「消費者を中心に据えるという姿勢の表明」だとしている。ブランドスローガン「Now Is Yours(今があなたのもの)」のもと、地域や文化を越えたつながりを築き、より多くの人が技術の進歩を楽しめる世界を目指すという。
(中国経済新聞)
