中欧鉄道コンテナ便「東ルート」、年間5,000本超を達成―― 満洲里口岸が対外開放の推進力に

2025/12/12 11:00

12月10日、家電製品やデジタル機器を積んだ60両編成の中欧鉄道コンテナ便が、中国と欧州を結ぶ主要拠点である満洲里(まんしゅうり)鉄道口岸を出発した。これにより、2024年における「東ルート」の運行本数は累計5,166本となり、輸送したコンテナ量も53万TEU(20フィート標準コンテナ)を突破した。

中欧鉄道コンテナ便は、中国と欧州を結ぶ国際物流の大動脈として位置付けられ、その中でも「東ルート」は安定した輸送力で重要な役割を果たしている。とくに満洲里は、中国最大の陸路国境口岸として、家電、電子機器、日用品など幅広い貨物の輸送を担い、高水準の対外開放を支える戦略的拠点となっている。

12月10日に撮影された満洲里駅の様子(中国鉄路ハルビン局提供、ドローン撮影)には、厳冬の中でも整然と並ぶ貨車が欧州への出発を待つ姿が映し出されており、力強い物流の動きを感じさせた。

(中国経済新聞)