中国広東省珠海市で11月27日に開幕した「アジア通用航空展」において、主催者は日本人ゲストの入場および日本メディアの取材を認めない方針を明らかにした。
共同社の報道によると、主催者責任者は「日本首相・高市早苗氏の国会における台湾関連答弁を踏まえ、最近の政治・外交上の理由から上級機関より入場拒否の指示を受けた」と説明した。
共同社記者は事前に取材許可証を取得していたが、開幕前日の26日に主催者側から「許可証は無効」と一方的に通告されたという。
珠海市では毎年交互に、民間航空機などを展示する「アジア通用航空展」と、中国人民解放軍空軍および軍需企業が主催する「中国国際航空航天博覧会（珠海エアショー）」が開催されている。今年の通用航空展は11月30日まで行われ、国内外約400社が出展する予定だ。
日本人参加者と報道機関に対する入場拒否は、最近の日中間の政治的緊張を象徴する動きとして注目されている。
(中国経済新聞)