中国国際航空集団、3年ぶりトップ交代

2025/08/20 21:15

中国航空集団有限公司(国航集団)は8月19日、3年ぶりのトップ交代を発表した。元中国東方航空集団有限公司(東航集団)の董事、総経理、党組副書記を務めた劉鉄祥(Liu Tiexiang)氏が、国航集団の董事長および党書記に就任する。

国航集団の公式ウェブサイトによると、8月19日午前、同集団は中級以上の管理職を対象とした会議を開催。中央組織部の関係責任者が、党中央による国航集団の主要人事調整を発表した。劉鉄祥氏は国航集団の会長および党組書記に任命され、東航集団の董事、総経理、党組副書記の職を解かれた。一方、前会長の馬崇賢氏は会長および党組書記の職を解かれた。関連人事の手続きは、法律および会社定款に基づいて進められる。

現時点で、国航集団は馬崇賢氏が定年退職によるものか、別の役職に就くのかを明らかにしていない。馬崇賢氏は2022年9月から国航集団の董事長および党組書記を務めてきた。

劉鉄祥氏は1966年3月生まれ。1983年に民間航空業界に参入し、1986年4月に中国共産党に入党。空軍第一航空学校の飛行学科を卒業し、正高級飛行士の資格を持つ。東航集団に転じる前は、国航システムで長年勤務。中国国際航空の飛行総隊総隊長、総飛行師、副総裁などを歴任した。

2020年3月、劉鉄祥氏は東航集団の副総経理に就任。2024年9月には李養民氏の後任として東航集団の総経理に昇格したが、わずか1年足らずで国航集団に復帰し、最高責任者に就くこととなった。

(中国経済新聞)