マクドナルド中国法人は、7月17日から全国計4000近くの店で従業員のユニフォームを10年ぶりにリニューアルした。今回で7代目のデザインとなる。
マクドナルド中国法人の張家菌CEOは、「2028年までに中国本土の店舗数を1万店とする」と述べた。1990年に中国に進出し、国際開発ライセンス市場とした2017年から現地化への取り組みを加速させ、店舗数はこの7年間で2倍以上増え6000店を超えた。従業員数は20万人以上で、うち1995年以降生まれが65%以上を占めている。上海では現在、計500店で従業員数は1.3万人近く、うち1995年以降の世代が6割近くとなっている。
同じくファストフードのケンタッキーも、1987年の中国進出から現地化への取り組みを進め、2023年12月には店舗数が1万店に達した。
この2社は今中国で、ともに地方都市での定着を目標としている。店舗数を倍増させたマクドナルドは、地方での拡大も狙っている。「金拱門」に改称するまでは主に1、2線都市の市場を掘り起こしていたが、今は店舗の50%が3、4、5線都市に位置している。2028年までに新規開設予定の1万店のうち、半分がこれら地方都市に位置するという。
一方ケンタッキーは、2026年までに食事やサービスの利用者を今の50%以上増やして7億人以上とするとの目標を掲げている。経営元であるヤム・チャイナ中国法人の屈翠容CEOは以前、「現在の利用者は人口の3分の1であり、目標は2026 年に利用者数を人口の半分とすることだ。今は新店舗の半分以上が地方都市に位置し、都市化や消費のグレードアップによるニーズに応えている」と述べている。
(中国経済新聞)