日中平和友好条約締結45周年の節目となる今年、4年ぶりの対面開催となる第19回「東京―北京フォーラム」が10月18日、北京市中心部の「北京国際飯店」コンベンションセンターで開幕した。
政治外交、経済、安全保障、核軍縮・不拡散、デジタル、メディア、青年対話の計7つの分科会に、両国から100人近くの有識者、専門家らが参加予定で、18日夜には、本フォーラムの最高顧問を務める福田康夫元総理大臣も北京に入った。
岸田文雄首相は、開幕式を前に18日の夕食会にビデオメッセージを寄せ、「私は、日中両国は地域と国際社会の平和と繁栄にとって共に重要な責任を有する大国だと考えています。この地域の平和と繁栄に重要な責任を持つ中国との対話は、極めて大事であり、私と習近平主席は、『建設的かつ安定的な日中関係』の構築という大きな方向性で一致しています」と述べ、日中間の対話の重要性を示した。
19日の10時(北京時間9時)から始まった全体会議では、最初に王毅(ワン・イー)外相、上川外務大臣がビデオメッセージを寄せ、福田康夫元首相の基調講演などが行われた。
フォーラムは20日まで開催され、最終日には共同声明の採択が行われる予定となっている。