香港の公民党、解散を宣言

2023/05/28 14:42

結成から17年以上経っている香港の反対派政党「公民党」が、立法会の選挙に候補者擁立のめどが立たなかったことで、27日の「特別会員大会」の後に解散を発表した。現地の新聞「大公報」によると、反中国組織の主力メンバーであった党が解散することについて、法律界のある関係者は「いわゆる解散で域外からの資金援助などの事実の隠蔽などに走る可能性もある。証拠隠滅で治安維持法に違反することになる」と述べている。またこの関係者は捜査当局に対し、徹底調査のうえ国の安全を脅かす者を一網打尽にするようにと求めている。

「大公報」によると、公民党は2006年に結成され、反対派の中では第二党の存在であった。2014年の「大規模デモ」の扇動、2016年のモンコック騒乱事件、そして2019年の治安維持法反対運動などで暴力を正当化して公然と暴徒を支援し、のちに立法会議員の立場で渡米しアメリカ政府に香港制裁を求めた。現地紙の「東方日報」によると、公民党は立法会で一時期6議席を獲得し議会第二党となったが、のちに多数の党員が治安維持法違反により逮捕されている。

(中国経済新聞)